プライマーが使われる理由

破損部分にモルタルを直接塗ると、モルタルの水分が既存のコンクリートに吸収され、モルタルに必要な水分がなくなります。
その結果、補修に必要なモルタルの性能を保てなくなります。
それを防ぐのに防水機能があるプライマーをあいだに塗る必要があるとされています。
わたしたちのできること
こんな症状があれば、お任せください!
強力な密着力のある材料で施工するから、補修箇所が長持ち。補修したけどすぐに剥がれたなど経験・お悩みのある方は、ぜひご相談ください。
塩ビ管、鉄製品など、取り合い部の収縮率の違いによる欠損部分もしっかりくっつけて補修します。
ひび割れを放置すると、そこから劣化因子が入り込み構造物の寿命が短くなります。小さなケガと放置せず早めの補修が大惨事を防ぎます。
通常の工法との最大の違いは・・・
鈴木が使うプライマーは「透気透湿性」がある!!
破損部分にモルタルを直接塗ると、モルタルの水分が既存のコンクリートに吸収され、モルタルに必要な水分がなくなります。
その結果、補修に必要なモルタルの性能を保てなくなります。
それを防ぐのに防水機能があるプライマーをあいだに塗る必要があるとされています。
透気透湿性とは、「水蒸気を通す性質」のこと。
コンクリート内の水分は水蒸気となって外に出ていくため、プライマーに透気透湿性がない(水蒸気を通さない)ということは、プライマーごと補修面を押し上げることになり、いずれは補修箇所を破壊してしまうことに繋がります。
※ 水(液体)が水蒸気(気体)になるときの体積変化は、1CCの水分が1700倍に膨れ上がります。
透気透湿性がないという状態を人で例えるなら、口や鼻を塞がれ「呼吸ができない」状態と同じです。
あの手この手で酸素を求めるでしょう。
コンクリート内の水蒸気も同じで、何とかして外に水分を出そうとします。
その結果、
夏だと、「被覆面やモルタルがぽっこり膨らむ」現象がおき
冬だと、「凍結融解」がおきてコンクリートの一部を持ち上げてしまうことになります。
鈴木のプライマーは透気透湿性があることの他に、もう一つ優れた点があります。それは、、、
「再乳化」しません!!
従来のプライマーは、既設のコンクリート面と補修面の繋ぎ目から水が入ると再乳化(プライマーが液体に戻る現象)がおき、接着効果がなくなることがあります。
※エポキシ系のプライマーもありますが、プライマーとモルタルの密着強度を確かめている事例は現在見受けられません。
また、再乳化を起こすということは、凍害を引き起こす原因になることを忘れてはいけません。
腰壁の欠損部分を補修。
既設コンクリートと補修モルタルの境界部分(既設部分と新しい部分の継ぎ目)に水が入らないように施工。
※化粧仕上げなし
上の階まで伸びる塩ビ管と天井の隙間と、天井と鉄枠のあいだにできたスキマを補修。
収縮率の違う取り合い部をくっつけることのできる材料を使用して施工。
※化粧仕上げなし
鉄骨の上にコンクリートをのせて造った共用通路。
人が歩くことで鉄筋がゆがみ、コンクリートのひび割れから水漏れが発生。結果、鉄骨が錆びてしまった。
建物自体をこれ以上劣化させないために止水を含む補修工事を行った。